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DADDYLABから様々な情報を発信します。

LABレポート>NEWステムの開発

こんにちは、DADDYLAB 商品開発担当 サクラダディです。
3月に入り春の気配を感じる今日この頃、
カスタム DADDYの皆様のワクワク度もアップしているのではないでしょうか?
ストライダーカップの日程も発表され、いよいよシーズンイン!!って感じですね。

さて、DADDYLABもオンシーズンに向けて新商品をリリースさせていただきます!!

今回は、ステムです!!
ず〜っとホイール関連の開発に頭を悩ませながらも
実は、2015年の秋頃からかな〜り真剣に新しいステムの開発に着手していました。
着手から約1年半年!! なんとか発売の見通しがつきましたので 開発過程も含めて、
いつもの LABレポート風にご報告させていただきます。

2015年秋

「ストライダーのカスタムパーツといっても考えてみるとなんだかホイールばかりに力が入っていたような」
「・・・他のパーツといえば・・・結局のところ自転車パーツの焼き直し的だったりしないか?」
「ん〜、それって、ストライダー=ランニングバイクに適したパーツなのかな?」
と、そんな事を思ったのがきっかけでスタート。

フロント周りのカスタムパーツを再考してみる_
・ハンドルバー
・ハンドルグリップ
・ステム
・ステムアダプター 以上、4点のパーツを必要とする。

・パーツ構成 → 自転車有識者はともかく、ちょっと複雑な感じ。
・価格面 → パーツ総額約1万円程度、ちょっと高い感じ。

「もっとシンプルかつカスタム費用を安くできないかなぁ〜 」
ハンドルバーとグリップは、しかたがないとして、
ステム、ステムアダプターを一体化すれば、シンプルかつ低コストになるはず!!
おまけに軽量化も図れるのでは?!
すなわち、クイルステムの構造を採用した、ランニングバイクに最適な専用ステムの開発を試みることに!!

ランニングバイク専用として考えた場合、
安全面で不安があった「転倒の際にステムヘッドに胸を強打・怪我をする。」
といったケースを回避する考慮も必要であると考える。
それとDADDYLAB製品としてリリースする以上、絶対カッチョ良くなければならない!!

開発の方向性も定まり、創作モチベーションが盛り上がってきたところでデザインのラフスケッチを開始。
数週間に渡りかなりのラフを描いたがデザイン形状の方向性は、こちらの落書きに決定↓

※ここからは、開発フローの概要をご紹介します。


●デザイン 形状(デザイン)のポイントは_
安全性を第一に考え、ひっかき怪我のリスクが考えられるフロントキャップ固定ボルトの無露出化も含め、ステム上部の凹凸を無くすこと!!
かつ、デザイン面でも車体取付時のプロポーションがスポーティで美しいこと。
更にアダプター一体型であることを活かしてハンドルクランプ位置の低ポジション化など、
ランニングバイク専用ステムであることを強く意識した形状(デザイン)を模索。


●図面化
ラフスケッチを基に具現化に向けて造形概略図面を作成




●3Dデータ化
造形概略図面を基に3Dデータを作成、モニターによる造形面のチェック&修正作業を行う


●3Dプリンター出力
3Dモデルによる造形確認、及び車体装着確認 [立体で形状を確認→修正箇所を3Dデータに反映→再度3Dモデル作成]を繰り返し造形の決定

2016年3月 最終3Dデータと3Dモデルを持っていざ台湾へ。

製造依頼を2社に打診。
金型コスト/製造単価、共に高かったが品質面で実績のある製造業者に金型、及び試作を依頼。


●試作・安全性確認テスト
この間、金型製造上の問題に関する打合せを重ね
2016年10月_強度テスト用試作品の完成
振動テスト等を行い強度・安全性の確認を行う↓

2016年12月


●量産試作
全ての問題をクリアした量産試作品の完成↓

車体装着確認

フロントフォーク>トップチューブ内径に合わせて、ストライダーモデル:Classic/Sport用とPRO用の2仕様を設定。仕上がりは、マットブラック+サンドブラスト仕上げ。

●取付方法
車体取付方法は、2通り。

1.付属のセンターボルトを締めて固定する方法
2.付属のセンターボルトとウスを外し、純正ハンドルの固定方法と同様にハンドルクランプによって固定する方法
※重量的には、2の方法が軽量となります。

1年と半年の開発期間をかけて、ストライダーに適したランニングバイク専用ステムが完成!!

安全対策、及びデザイン性、全てにおいて大満足!!

しかしLABの総評は、95点。マイナス5点の要因は_
計画通り、ステム+ステムアダプターを一体化することにより軽量化を図ることはできたが、安全対策の為、凹凸の無い形状にした分、開発前に想定していた大幅軽量化という結果には至らなかった。(当ブランド製品比較)
強度面も含め安全性を重視した結果としてご理解いいただきたい。

さて、いよいよ量産!!
2017年2月_量産開始
Coming Soon!! 乞、ご期待!!

DADDYLAB商品開発担当 : サクラダディでした。

●商品名称: クイルステムS(Classic/Sport用)/クイルステムP(PRO用)
※仕様、価格等の詳細は、発売日決定のリリース時にお知らせいたします。
もうしばらくお待ちください。

 

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