RELEASE

DADDYLABから様々な情報を発信します。

LABレポート>ヘッドセット

HEADSET_1

ストライダーの構造についてユーザーから聞こえてくるのは、
「他のランニングバイクに比べて構造が玩具っぽい」という意見。
では、どこが?・・・と考えるとハンドルをステアする構造以外は、他の車種と変わりない。
おそらくその意見は、ストライダーにヘッドセットが装備されていない事に対する意見だと思う。

ということで今回のLABの開発パーツは、ストライダー専用のヘッドパーツ。
市販のヘッドパーツを装着した場合、フロントフォークの受け部分の形状の問題により位置が定まらない。
そのためストライダーの構造にヘッドパーツを適合させるための特殊な形状のシムを試作発注。

ヘッドセットは、ボールベアリングの物とシールドベアリングの物を用意し、
それぞれを試作シムを使用して装着してみることに。

HEADSET_2

問題なく装着完了。
これで、自転車のセオリー通りの構造になった訳で他の車種と構造上劣らない機能となった。
あたりまえのことだが、ヘッドセットを装着したストライダーは、
ノーマルとは比較にならない位、クルクルとハンドルが軽く回る。

では、乗車時のフィーリングは、どうなのか?
自分では確認できないので、息子と息子のストライダー仲間に試乗してもらうことに・・・
試乗している様子を見ていると、ヘッドセット無し(ノーマル)の時と比べ、
足で地面を蹴る度にハンドルが左右に揺さぶられるような感じになる。
試乗した本人に聞いてみると、
「なんか、ゆるゆるで怖い」
ん〜〜ノーマルの状態で馴れてしまっているせいなのか?・・・・
一般的には、わからないが、どうやらヘッドセット装備のストライダーは、
すくなくともウチの息子とそのお仲間には、直進安定性を欠く原因となってしまうようだ。
あくまでも私感だが、もしかすると自転車では不可欠な機能でも、ランニングバイクの特性を考えると
「玩具っぽい」と言われるストライダーの構造が良かったりするのでは・・・。
(設計時に想定されたことではないと思うが・・・)

ということで今回のトライ=ヘッドセットの量産化は、
もう少し様子をみることにさせていただきました。